ギフト豆知識




 
婚礼Q&A【結婚する側】
Q. 婚約指輪はダイヤモンドでなければ いけないのでしょうか。
A. 昭和時代には一般的にダイヤモンドの価値観や嗜好性が高かったのですが、特に決まりはないのです。現在では、それぞれの好みの宝石や誕生石などを婚約指輪にかえる人が多いようです。
Q.結納や結婚式の日取りを、 暦によって検討することは必要でしょうか。
A.最近はあまり重視しない方が多いようですが、年輩者やその土地土地によっては、しきたり上重視します。このことも考えて早めに日取りを予約することが大切です。
Q.招待状は、いつ頃発送すればよいのでしょうか。
A.先方のご都合、返信の〆切、出席者の把握や式の段取りも考えると、遅くとも1月前までには届けたいものです。
Q.家族・親族以外にどのような方を ご招待すればよいのでしょうか。
A.披露宴の大小にもよりますが、基本的には、恩師の方、職場の上司、同僚、部下、友人などを招待します。新郎側、新婦側の出席者数のバランスも考えるようにしましょう。
Q.婚姻届の提出は、当日行うのでしょうか。
A.本来は当日提出するべきですが、結婚式や披露宴の準備などあわただしいことが続きますから、書類だけは前もって準備し、追って提出してもかまいません。提出は日曜・祝祭日でも受け付けています
Q.引き出物にはどんな品物がよいのでしょうか。
A.地域により風習・習慣がありますが、ゲストの事も考えてお二人の気に入った商品を選ぶことをおすすめします。茶器や食器、インテリア小物などが一般的です。
Q.お世話になった媒酌人や、夫婦や家族単位でのお祝いについての引き出物はどうすればよいのでしょうか。
A.引き出物は通常、ひとりにひとつが決まりです。媒酌人の方には礼を尽くす意味でもそれぞれにお渡ししましょう。家族や夫婦で披露宴に出席頂いたり、お祝いを頂いた方にもそれぞれにお返しするのが一般的ですが、お祝いの程度やお付き合いの度合いによっては、ひとつにまとめてもかまわないでしょう。
Q.媒酌人の方へのお礼は、いつ、どのような形で済ませればよいのでしょうか。
A.式後あるいは新婚旅行後の落ち着いた時期に、新郎新婦と両親でうかがいましょう。お礼の形は金銭が通例です。金額は結納の1割~2割、表書きには「寸志」「御礼」と両家の連名で記すのが一般的です。
Q.新居での暮らし始めで、ご近所への挨拶回りには何か必要でしょうか。
A.昔ほどこだわることは無くなりましたが、ちょっとした気遣いと名刺がわりに、タオルやハンカチ、洗剤などをのし紙でつつんでお渡ししましょう。



 
婚礼Q&A【御祝いしてあげる側】

Q.招待状に「平服で」と案内があるのですが、どのような服装で出席するべきなのでしょうか。
A.気軽なお祝いの席であるために、主催者の方からの気遣いで「平服」での出席案内をされることもあります。その際にはその旨を受けて、男性ならスーツ、女性ならドレッシーな服装がよいでしょう。「平服」の案内が無い場合は、礼服で出席するのが一般的です。
Q.披露宴でのスピーチを依頼されたのですが、何をどう話せばよいのかわかりません。どうすればよいのでしょうか。
A.快くお受けしましょう。晴れの日の二人が依頼すると言うことは、それだけあなたについての親しさと思い入れがあるのですから。スピーチは2~3分くらいで、新郎新婦への祝辞、自己紹介、二人についてのエピソードや新しい人生への激励など、そして両家の家族・親族の方への祝辞で締めくくりましょう。
Q.結婚祝いは、いつ渡すのがよいのでしょうか。
A.招待状を頂いたら、結婚式の一週間前までに手渡しするのが礼儀です。しかし、多忙な場合や都合がつかないため、どうしても間に合わない場合は当日でもかまいません。また遠方の方へ送る場合は、お祝いの言葉と送付でお渡しすることのことわりを添えましょう。
Q.友だち同士で連名でお祝いを贈ろうと思いますが、のし袋にはどのように書けばよいでしょうか。
A.友人2~3人で同額を出し合って贈る場合は、表書きにそれぞれの方の名前を書きましょう。多数の場合は○○一同とします。また、職場の上司や部下など異なる金額をひとつにつつむ場合は、表書きに上司の名前を筆頭にし、以下それぞれの名を記したり、○○一同とします。
Q.結婚式の服装ですが略礼服やタキシード以外は、だめなのでしょうか。
A.紺色のブレザーやドレッシーなスーツなどでもかまいませんが、まずは、新郎新婦が当日の主役ですから、あまり派手な物は控えた方がよいでしょう。
Q.結婚祝いを品物で贈りたいのですが、 どんなものがよいでしょうか。
A.まずは、本人に聞いてみることです。品物の場合は、一番欲しい物を贈ってあげることが大切です。また家財道具や家具などは本人や身内の方々が用意している場合が多いので注意しましょう。



 
出産のQ&A

Q.母子手帳はどこで交付されるのですか。また、その使い方はどうするのですか。
A.住んでいる市町村役場で交付されています。出産前のお母さんの体調変化から出産後の母子の体調まで、そのつどかかりつけの医師の診断を控えるために必要な手帳です。
Q.入院中にお世話になった医師の先生や看護婦さんへのお礼は、どんなものがよいでしょうか。
A.病院内やナース室で使ってもらえるもの、たとえばタオルセットや菓子などがよいのではないでしょうか。のし紙には「お礼」と書いて贈りましょう。
Q.出生届はいつごろ、どこへ提出しますか。
A.赤ちゃんが産まれた日を含めて14日以内に、子の出生地・本籍地または届出人の所在地の市町村役場の戸籍担当係へ届け出ます。その際には、医師の出生証明書・母子健康手帳・印鑑が必要です。
Q.内祝いはどなたに贈ればよいのでしょうか。
A.お祝いを頂いた方それぞれにお返しします。お七夜の命名式も済ませ、母子ともに落ち着く1ヶ月後ぐらいに贈りましょう。
Q.夏や冬など、春・秋に比べて気候の差のある時期に産まれた赤ちゃんには、特に注意してあげることは何ですか。
A.まずは、室温の状態です。夏は冷やしすぎず、冬は温めすぎずに快適な室温を作ってあげましょう。そして適度な湿気を保つように、加湿器などを用意してあげるのもよいでしょう。また、汗をかいたらこまめに拭いてあげましょう。シーツや毛布などの蒸れやカビには特に気を配ってあげてください。また、できるだけ広い部屋で、まわりにはものを置かないようにして、安全な環境を作ってあげましょう。
Q.ベビーグッズを買いたいのですが、失敗しない選び方はありますか。
A.ベビーカーや抱っこひもは、さまざまな種類があります。短期間でも、その時々に最適なものを選ぶようにしましょう。また、実際に押してみたり、装着をしてみたりして使いやすいものを選ぶようにしましょう
Q.沐浴はいつ、どのくらい入れるとよいでしょうか。
A.寝起きや授乳後一時間は避けましょう。新生児はお湯の温度を39~40度、乳児は40~41度で4~5分浸かり、すべてを15分くらいですませるようにしましょう。
Q.おむつをしている部分が赤くかぶれてしまいます。おむつが悪いのでしょうか。
A.おむつカブレは、おむつが直接接触する部分に生じる皮膚炎です。原因は赤ちゃんの健康状態、うんちやおしっこの刺激、おむつの中のムレや季節などが関係していて、とても複雑です。予防法はとにかくおしりを常に清潔にし、乾燥した状態を保つためにこまめにおむつを替えることですが、うんちの時におしりを洗ってあげることも効果的です。
Q.夜泣きがひどいので困っています。何かよい対処方法はありませんか。
A.夜泣きは、赤ちゃんが体の生活リズムを身につけていく過程で起こる現象です。長い一生の付き合いの中ではほんの短い期間なので、覚悟をきめて付き合うしかありません。泣きやむまで抱いてあげたり、添い寝したりしてとにかく安心させてあげましょう。



 
出産祝いのQ&A

Q.出産のお祝いを贈るのは、いつごろがよいのでしょうか。
A.身内や親族以外の方は、出産後すぐにお見舞いやお祝いに伺うのは控えましょう。必ず退院後1~2週間後に、母子ともに健康であることを確認したうえで訪問するか、発送して贈りましょう。
Q.出産祝いで赤ちゃんの産着を贈りたいのですが、何かポイントはありますか。
A.産まれてすぐに必要な産着や授乳用品などは、あらかじめ家族で用意されています。ベビー服を贈るなら、今すぐ必要なものより、なるべく成長した時に必要なものを贈ってあげましょう。
Q.何を贈ったら喜ばれますか。
A.お祝いの品は、ベビー用品を送ることが一般的ですが、すぐに使うものはあらかじめ用意されている場合が多いようです。重複する心配があるときには、本人に欲しいものを聞いても良いでしょう。



 
お悔やみQ&A【親族側】

Q.亡くなったと言う知らせは、どのような人に伝えるべきでしょうか。
A.まずは家族・親族が一番です。そして、本人の職場や学校、そして親しかった友人・知人の方へ伝えましょう。葬儀の準備などであわただしいこととなりますから、故人のお付き合いのことを良く知っていた方を中心に連絡し、その方からさまざまな方へ連絡していただけるようにしましょう。
Q.いざ亡くなった時には、何をどうすればよいのでしょうか。
A.悲しみばかりがつのる時ですから、葬儀のことが後回しになるのも仕方のないことです。でも、人生最後の儀式をつつがなく済ませて、逝く人を送るためには、家族と親族の協力が大切です。まずは親族・友人の方に世話役をたのみ、段取りを分担しましょう。すぐに管轄の市町村役場に死亡届・死亡診断書の届け出をし、火葬許可書の交付を受けます。次に葬儀の段取りですが、自宅で親族身内で行うとなると特に大変です。死亡の告知、式場の広さや弔問客への応対など行き届いた配慮のためにも葬儀社にすべてまかせる方がよいでしょう。いずれにしても、当人は喪に服す主の人ですから、これまで葬儀についての経験のある方々に助けてもらうようにしましょう。
Q.位牌に書く戒名とは、どういうものなのでしょうか。
A.戒名とは仏教に入門する人が生前に与えられる浄土での名前のことですが、生前にもらっていない人は死後に付けます。仏教では、仏様の弟子になると言う意味で、この名をもらいます。また真言宗では戒名と言いますが、浄土真宗では法名と言うように、宗派によって言い方も異なります。
Q.葬儀社もいろいろありますが、どこに頼めばよいのかわかりません。
A.亡くなった人の遺体を病院から引き取る際に、まずは葬儀社に頼まなければなりません。その時には、病院の関係の葬儀社に依頼するのもよいでしょう。また自宅に遺体を運び終えてから、選んだ葬儀社に依頼することもできます。できるだけ自宅に近い葬儀社に頼む方が、何かと便利ですし、お金もかかりません。
Q.葬儀後の挨拶回りには、何か品物を持っていくべきでしょうか。
A.粗供養の品や満中陰の品(香典返し)などとは別に、お世話になった方にはお渡しした方がよいでしょう。葬儀の翌日か翌々日ぐらいに伺いましょう。
Q.葬儀社に一括してまかせていたら、追加料金が多くかかってしまいました。
A.葬儀の前にまず見積書を至急出してもらいましょう。特に霊柩車・棺桶・祭壇などの費用は値段もいろいろですので注意しましょう。また、お通夜での親族へのまかないの食事や初七日のお膳などもよく検討しましょう。まずは、契約時に内容をよく確認しておくことが大切です。
Q.香典返しはどれくらいが目安なのでしょう。
A.タオル、お茶、石鹸、菓子、陶器などの日用品が多いようです。品物は半紙や奉書紙に包み、黒白の水引をかけます。その際には忌明けの挨拶状を同封するか、同時に届くように別送しましょう。
Q.喪中の年の中元や歳暮は、控えるほうがよいのでしょうか。
A.暑中見舞いや年賀状などは差し控えますが、お中元やお歳暮は御祝いとは意味合いが少し異なりますから、49日以後ならかまわないでしょう。もし49日以内なら日をずらし、たとえばお中元を残暑見舞いなどとして贈りましょう。



 
お悔やみQ&A【悼しむ側】

Q.危篤のお見舞いに伺う時の服装は、どんなものがよいのでしょうか。
A.喪服や黒い服はいけません。薄いグレーや紺色など、落ち着きのある地味な色の服がよいでしょう。また、指輪やイヤリングなどの装飾品も控える方がよいでしょう。
Q.香典の正しい包み方はどういう形なのでしょうか。
A.最近では市販の不祝儀袋を使うことが多いのですが、お金は直接袋に入れず、まず半紙で中包みしましょう。表側中央に金額を書き、奉書紙や美濃紙で上包みします。そして水引は黒白を使い、右に黒、左に白となるように結び切りします。よく法要用の黄白の水引と間違える方もいますので、注意しましょう。
Q.結婚式と葬儀が重なった時は、どちらを優先すべきでしょうか。
A.どちらも大事ですが、考えてみましょう。生ある人と逝く人を思う心、喜びと悲しみ。分かち合うという行為は同じでも、思いやりと心遣いという意味では葬儀を優先したいですね。
Q.焼香の正しいやり方はどうすればよいのでしょうか。
A.まず順番が来たら、家族親族の方は参列者席に一礼を、参列者は家族親族に一礼をします。そして霊前に一礼、香を親指・人差し指・中指でひとつまみし、目の高さまでささげ、香炉にくべて合掌します。退座する際にも列席者に一礼をします。焼香の回数は宗派によって異なりますが、ほとんどは1回です。
Q.葬儀の受付を頼まれたのですが、香典を取り扱うことで悩んでいます。
A.多額の現金が集まりますから注意しましょう。受付の席を外す時には、必ず知っている人や他の受付の人に預かってもらいましょう。また、後で金額の計算をする際に困らないように、不祝儀袋の中の金額と表書きの金額を確認し、袋には糸を通して抜けの無いようにしておきましょう。
Q.法要に伺った先の仏壇が、自宅の物とは違う形でした。やはり宗派によって異なるのでしょうか。
A.金色に輝く金仏壇、紫檀や黒檀などで作られた唐木の仏壇に大きくは分かれています。宗派による違いですが、最近はこだわりが少なくなり、現代風にアレンジされた家具調の仏壇もあるようです。
Q.仏前のお供えには何を持参すればよいのでしょうか。
A.お供え料は、故人との生前のお付き合いの程度によってまちまちです。だいたいは1~3万円というところでしょう。そのほかに果物や菓子、お酒など故人が好きだった品物や、身内の方で分け合えるような箱詰めの品物を持参しましょう。
Q.一周忌までの法要には、毎回参らせてもらってよいのでしょうか
A.49日、初盆、100カ日などはお参りに伺ったほうがよいでしょう。しかしそれ以外は、ほとんど家族だけで執り行うことが多いようです。かえって気を遣われることもあると思いますから、できるだけ身内の方だけでしめやかに故人を偲ぶ場にしてあげたほうがよいのではないでしょうか。
Q.地方や土地土地によっていろんな葬儀や法要のしきたりがありますが、どこまで沿えばよいのでしょうか。
A.参る側としては気を遣うところですが、あまりこだわる必要も無いと思います。むしろ自分の思う範囲で誠意を表せば、きっと先方もお分かりになるのではないでしょうか。まずは、まわりの方の姿勢や方法を真似てみることでしょう。