いつ?なにを?どうやって?景品企画の基礎知識
目次 1.販促におけるプレミアム・ノベルティグッズの違い2.知ればなるほど!販促プレミアム・ノベルティグッズの選び方3.「景品表示法」ルールを知って、正しく企画4.販促アイデアカレンダー5.さいごに |
販促におけるプレミアム・ノベルティグッズの違い
プレミアム、ノベルティどちらも何か配るという点では同じですが、実はノベルティとプレミアムには、明確な意味の違いがあります。
プレミアム
・商品の購入者やサービスの利用者に対しての追加のおまけの特典
・購入者や利用者への「購買促進」を狙っています
ノベルティ
・企業が自社の宣伝活動として無料で配布する記念品
・自社で決めたターゲットに対して「企業のPRや認知度向上」を狙っています
知ればなるほど!販促プレミアム・ノベルティグッズの選び方
1~3を総合的に検討し、こんなふうに考えてみましょう。
1.予算:目的に合わせて決定
2.ターゲット:ふさわしいグッズを複数リストアップ
3.イメージ:印象付ける方向性を決定。(例)健康、ファミリーなど
セールや集客キャンペーンの粗品に
お客様に店名や商品名をアピールできるように、名入れした粗品を配布します。お客様に喜んで帰ってもらうことが次への来店につながります。
コンテストやコンペの賞品に
コンテストやコンペを盛り上げるポイントは賞品にあります。予算の配分は参加賞から決めるとよいでしょう。参加賞はご家庭で使えるものがオススメ。
イベントや抽選会の景品に
目玉となる高額の賞品からたくさんの方に当たるような低コストの賞品まで数と種類をそろえることが大事。それが参加者の気持ちを盛り上げます。
営業やあいさつまわりのノベルティに
あいさつは心づかいが基本です。自分を印象づけるためには、低コストでももらってうれしい、ちょっとしたアイデア商品などが喜ばれます。
「景品表示法」ルールを知って、正しく企画
イベントや販促キャンペーンで使われる景品・プレゼントには、景品表示法という法律があります。もし、これに違反すると措置命令や訂正広告、場合によっては罰金を命じられることもありますので、十分に気をつけて企画してください。
景品表示法の対象となる景品類とは
事業者が、消費者を来店・購買に誘引するための手段とし、商品やサービスに付随して提供する物品・金銭などのことです。
ただし、実質的な値引きやアフターサービスなどは除外されます。
※各業界で自主規制されている場合がありますのでご注意ください
一般懸賞
商品やサービスを利用した消費者に対して、抽選やジャンケンなどの偶然性、パズルやクイズなどの正誤・競技の優劣によって景品類を提供すること。
たとえば
● 購入者が、景品の当たるスピードくじを引く
● 購入者が、正解すると景品のもらえるクイズに参加する
● 購入者が、勝てば景品のもらえる競技に参加する など…
懸賞による取引の価格と景品類限度額
【5,000円未満】
・最高額:取引価格の20倍
・総額:懸賞に係る売上予定額の2%
【5,000円以上】
・最高額:10万円
・総額:懸賞に係る売上予定額の2%
共同懸賞
商店街など一定地域の小売事業者や、一定業種の事業者の相当多数が共同して 景品類を提供すること
たとえば
● 地域の事業者が共同でくじ引きを実施する
● 商店街が共同でセール時の福引きを実施する。(年3回、70日間を限度)
●○○祭りや○○フェアなど、同業者が共同で福引を実施する など…
景品類限度額
最高額:取引価格にかかわらず30万円総額:懸賞に係る売上予想総額の3%
総付景品
商品を買ったり、来店したりした消費者全員(先着順も含む)に提供される景品類のこと。
たとえば
● キャンペーン期間中に来店(購入)した人全員に提供する。
● 期間中に○○円以上購入した人にもれなく提供する。
● 特定日は先着○名に粗品を進呈する など…。
取引価格景品類と最高額
1,000円未満:200円
1,000円以上:取引価格の2/10
〈規制の対象外〉
● 商品の販売・使用及びサービスの提供に必要な物品
● 見本など、宣伝用の物品
● 自店や自他店共通で使用できる割引券
● 開店披露や創業記念などで提供される記念品 など…
オープン懸賞
商品を買ったり、サービスを利用したりしなくても、だれでも応募することができる懸賞で、景品表示法の規制対象とはなりません。
たとえば
● メーカーなどの事業者が新聞やテレビ、雑誌、ウェブサイトなどで告知し、だれでも応募することができる懸賞クイズを実施する。など…
提供できる経済上の利益の最高額:上限なし
〈オープン懸賞と認められない応募用紙の設置〉
● 主催メーカーが資本の大半を出資している店舗への設置
● 主催メーカーとフランチャイズ契約をしている店舗への設置
● 来店者の大半が、主催メーカー商品の取引相手となる店舗への設置 など…
販促アイデアカレンダー
2023年ももうじき下半期に突入します。今年残り半年の販促のきっかけとなる行事、祝日など改めてご案内します
【7月】:夏休みがスタート夏の商品が本格的に売れ始め、大きな売上も期待できます。
・7日(金):七夕
・7日(金):ギフトの日
・17日(月):海の日
・30日(日):土用の丑の日
【8月】:夏休み需要に有効。夏祭りや夜市など夏休み中の家族をターゲットにしたイベントも
・8日(火):立秋
・10日(木):宿の日
・10日(木):健康ハートの日
・11日(金):山の日
・31日(木)野菜の日
【9月】:秋の企画で勝負を。スポーツの秋、食秋の秋。季節の変わり目を意識した販促に
・1日(金):防災の日
・2日(土):宝くじの日
・18日(月):敬老の日
・23日(土):秋分の日
・29日(金):十五夜
【7月~9月にかけて】
・お中元、夏休み、お盆休み、敬老の日、お彼岸
【10月】:秋物需要のピーク。一年で一番いい季節。セールやイベントで消費を喚起しましょう。
・9日(月):スポーツの日
・15日(日):孫の日
・31日(火):ハロウィン
【11月】:クリスマス商戦に突入。七五三や冬物準備など消費がかさむ時期。クリスマス販促スタート。
・3日(金):文化の日
・15日(水):七五三
・16日(木):ボジョレー・ヌーボ解禁
・22日(水):いい夫婦の日
・23日(木):勤労感謝の日
【12月】:年末商戦で高額消費を。一年で最大の販促チャンス。イベントを絡め集客アップを。
・22日(金):冬至
・25日(月):クリスマス
・31日(日):大晦日
【10月~12月にかけて】
・秋の行楽、孫の日ギフト、七五三、お歳暮、クリスマス、歳末セール
さいごに
アピデでは年々、プレミアム、ノベルティともに販促のご相談が増えてきています。
アピデの強みである幅広い取り扱い商品調達力を活かしさまざまな商品、価格帯をご提案が可能です。是非お気軽にご相談ください!!